【日本人講師】架橋技術による高分子の性能向上と物性・特性の改良方法
接着性・耐熱性などを高める架橋技術を、形成方法から架橋剤の使い方まで基礎から体系的に解説。
本セミナーでは、高分子材料の接着性・耐熱性・耐水性・耐油性・耐傷付き性などを効果的に改善できる重要技術である架橋(クロスリンク)技術を、基礎から体系的に説明します。
架橋は高分子の性質を改善する基本技術の一つであり、実務でも各種製品の接着性・耐熱性などの向上に広く応用されています。
まず、架橋によって高分子材料の物性がどのように変化するかを説明します。
特に高分子では、あらゆる場合に架橋が物性改善をもたらすわけではないため、「改善できる場合」と「できない場合」の違いも説明します。
次に、具体的な架橋の形成方法を紹介します。高分子の架橋は2つのタイプに分けられます:
一つは接着剤内部に架橋を生じさせる「層内架橋」、
もう一つは接着剤と被着体の間に架橋を形成する「層間架橋」です。
今回はこの2種類の架橋の形成方法をそれぞれ説明します。
第三部では、架橋による接着性能の改善方法を説明します。
層内架橋と層間架橋では接着改良への効果が異なるため、それぞれの特性と影響を分けて解説します。
併せて架橋剤の使用方法も紹介します。市場には多様なタイプの架橋剤が存在し広く使われています。本セミナーでは代表的な架橋剤の反応性と特徴を説明します。架橋剤の使い方は比較的シンプルですが、使い方を誤ると期待した性能が得られないため、実際の応用におけるテクニックと注意点も紹介します。
最後に、接着性以外の熱的性質などの改良効果について説明します。本セミナーは架橋の理論と応用の両方を理解いただくことを目指しており、架橋の専門的背景がなくても無理なく理解できます。本内容をご自身の技術開発業務に実際に活用いただければ幸いです。
一、高分子の架橋の種類
1-1 高分子の架橋
1-2 各種架橋形式
1-3 可逆架橋
1-4 再生可能架橋
1-5 特殊架橋-スライドリングゲル(Slide Ring Gel)
1-6 高分子形成後と形成時の架橋
二、高分子鎖の運動と架橋による物性変化
2-1 温度と高分子の変形
2-2 高分子鎖の運動
2-3 ガラス転移温度
2-4 ガラス転移温度に影響する因子
2-5 自由体積
2-6 自由体積の決定因子
2-7 架橋の効果
2-8 ガラス状態
2-9 ゴム状態
2-10 ゲル
三、架橋の形成方法
3-1 層間架橋と層内架橋
3-2 硬化
3-3 架橋剤を用いる方法
3-4 シランカップリング剤を用いる方法
3-5 過酸化物を用いる方法
3-6 紫外線を用いる方法
3-7 電子線を用いる方法
四、架橋による接着性の向上
4-1 接着の基礎
4-2 架橋と接着
4-3 層間架橋の形成とその効果
4-4 層内架橋の形成とその効果
五、架橋による耐熱性の向上
5-1 硬化による耐熱温度の向上
5-2 加硫による力学特性の改善
5-3 金属架橋による耐熱性向上
5-4 γ線による耐熱性向上
5-5 電子線による耐熱性向上
六、架橋によるその他の性能向上
6-1 金属架橋による耐油性向上
6-2 スライドリングゲルによる耐傷付き性向上
6-3 金属架橋による成形性改善
6-4 金属架橋による透明性改善
七、まとめ
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