【日本人講師】バーコートとグラビアコートの安定性・耐久性向上技術
コーティングロッド・グラビアロールの摩耗対策から超音波洗浄技術まで、精密塗工の品質維持を解説。
【第一部:コーティングロッドとグラビアロールの摩耗・損傷対策技術】
精密塗工において、コーティングロッド(Coating Rod)とグラビアロール(Gravure Roll)の品質は、塗工品質とコストに直結します。
製造過程では、摩耗や様々な要因によるロッド・ロールの品質劣化が、局所的な損傷から全体的な平均摩耗まで様々なタイプで発生し、これらの劣化はしばしば塗工欠陥の直接的な原因となります。また、両塗工方式は原理・機構の面でも大きく異なります。
そこで本講座ではまず、バーコートとグラビアコート方式の本質的な違いを明確にし、耐久性・安定性に関わる問題と課題を整理します。具体的には、使用限界のタイプとモードを整理し、各種摩耗現象と欠陥発生メカニズムを検討します。
次に、摩耗プロセスの解析と理解に基づき、具体的な対応策・対策を説明します。ロッド・ロールの耐久性向上には、本体・使用条件・塗工液物性など多角的な改善が必要です。
最後に、摩耗の定量評価と実務的な評価方法を紹介します。
はじめに:バーコートと小径グラビアコートの主な故障とその原因
1. バーコートとグラビアコート(特に小径グラビア)の耐久性・安定性の問題
1-1 バーコートとグラビアコートの本質的な違いと課題
1-2 バーコートにおけるコーティングロッドの課題と問題
1-3 小径グラビアコートにおけるグラビアロールの課題と問題
2. コーティングロッドの使用限界
2-1 コーティングロッドに求められる品質
2-2 コーティングロッドの使用限界のタイプ
3. グラビアロールとドクターブレード(Doctor Blade)の使用限界
3-1 限界現象と影響因子
3-2 グラビアロールの使用限界のタイプ
4. コーティングロッド・グラビアロール・ドクターブレードの摩耗現象
4-1 コーティングロッドの摩耗現象とタイプ
4-2 グラビアロールとドクターブレードの摩耗・損傷
4-3 摩耗メカニズム
5. コーティングロッドの耐久性改善
5-1 耐久性に影響する因子
5-2 耐久性強化対策
6. グラビアコートの耐久性改善対策
6-1 グラビアコートの耐久性向上方案
7. コーティングロッドの耐久性評価方法
7-1 摩耗・摩擦試験方法
7-2 硬度試験方法
【第二部:超音波を中心としたコーティングロッド・グラビアロールの洗浄技術】
精密塗工では、大量連続生産の過程でも常に高水準の塗工品質を維持しなければなりません。
そのためには、塗工設備の性能を初期状態に維持する必要があります。
しかし、塗工設備の精度・仕様は使用時間や使用条件により徐々に変化・劣化します。その典型例が塗工材料の付着・堆積現象です。
特に微粉体を含む機能性フィルム用塗工液では、微粉体材料がロッドやロールの溝内に長期間堆積し、大量の不良品につながった事例があります。
したがって、適切な洗浄技術により設備を初期状態に近づけることは、塗工品質を確保するキーテクノロジーです。
本講座ではバーコートとグラビアコートを例に、塗工量と品質に直接影響するロッド・ロールの洗浄技術を、代表的な超音波洗浄技術を中心に説明します。この技術は各種塗工供液システムや基材の洗浄にも応用できます。
1. 洗浄とは?
1-1 汚染物の種類と対応方法/技術
1-2 汚染物の界面化学的分類
2. バーコートとグラビアコートの洗浄技術と方式
2-1 バー・グラビア塗工における汚染の種類
2-2 コーティングロッド洗浄の基本原則
2-3 ブラシ洗浄法
2-4 ワイヤレスバー(WL)とワイヤーバー(WB)の洗浄性の違い
3. 超音波洗浄技術の詳細
3-1 超音波洗浄技術の核心とキーポイント
3-2 超音波洗浄の原理と特性
3-2-1 原理
3-2-2 超音波特性の指標
3-2-3 各種超音波作用
3-2-4 超音波周波数と気泡生成の関係
3-2-5 気泡サイズと衝撃力/洗浄力の関係
3-3 洗浄液組成が洗浄力に与える影響
3-3-1 溶存ガス量が洗浄力に与える影響
3-3-2 溶剤種類によるキャビテーションと洗浄力への影響
3-4 洗浄装置の周波数とパワー
3-4-1 キャビテーション生成状況
3-4-2 洗浄槽の周波数設計
4. 超音波洗浄装置
4-1 洗浄装置と付属設備に求められる機能
4-2 超音波洗浄装置の構成
4-3 超音波洗浄装置メーカー
5. 洗浄技術のまとめと洗浄不良への対策の考え方
6. グラビアロール・コーティングロッド形状測定装置
このコースに申し込む
下記フォームよりお申込みください。担当者よりご連絡いたします。